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熊本古民家探訪③~御馬下の角小屋~

御馬下の角小屋

熊本県北区四方寄町に、御馬下の角小屋(みまげのかどごや)という立派な日本家屋があります。

この建物は江戸時代、質屋・酒屋を営んでいた商人の家で、参勤交代の休息所としても利用されていた家屋です。今は文化的価値の高い建物として熊本市の有形文化財に指定され、一般公開されています。

今回は、深い歴史と日本家屋の伝統美が詰まった御馬下の角小屋について、ご紹介します。

※御馬下の角小屋は、熊本市有形文化財です。つむぐは再建工事に関わっていません。

西郷隆盛も立ち寄ったといわれる御馬下の角小屋

御馬下の角小屋

御馬下の角小屋は、江戸時代後期の1806年(文化6年)に建てられたといわれています。

もともとは、庄屋(村の事務を統轄する人。今でいう村長)を務めるかたわら、質屋・酒屋を営んでいた堀内家の住宅で、海軍体操の創始者、堀内豊秋の生家です。

参勤交代の際は、豊後街道を往来する熊本藩主細川家や薩摩藩主島津家が、休息所として利用していました。島津斉彬のお供をした西郷隆盛も立ち寄ったといわれています。

創建から200年以上経った今でも、建物は当時の面影を残しており、今は記念館として一般公開されています。

館内には、堀内家に伝わる明治維新の記録「見聞記」や参勤交代の「古文書」、当時の暮らしぶりを伝える道具類などが展示されています。

一歩入ると広がる江戸時代のパノラマ空間

御馬下の角小屋

御馬下の角小屋の内部は、大きく2つに分かれています。大名の休息に使われた「御成の間」「次の間」「御用人の間」の部分と、商家として使われていた「店・茶の間」「次の間」「中の間」の部分です。

このような作りは、現存する江戸時代の建物としては余り例がなく、貴重なものだそう。

御馬下の角小屋

建物に一歩入ると、目の前には江戸時代にタイムスリップしたようなパノラマ空間が広がります。

吹き抜けの天井には、太く立派な梁が何本も架けられ、建物の中央には、艶光りする見事な大黒柱が。

座敷へは自由に出入りすることができるので、当時の暮らしぶりをありありと感じることができるでしょう。

御馬下の角小屋

歴史の重みと木造建築の素晴らしさをふんだんに感じられる御馬下の角小屋の静かな迫力に、思わず感嘆のため息がもれてしまいますね。

鑑賞美あふれる「御成の間」

御馬下の角小屋

建物の奥には、大名が休息のために使用していた「御成の間」「次の間」「御用人の間」があります。

これらの部屋に入ることが許されていたのは、藩主とほんのわずかの人で、部屋に入る際は藩主専用の玄関から入っていたそうです。そのため部屋の内部は大名の地位にふさわしい豪華なものとなっています。

御馬下の角小屋

座敷に入ると、鶴と松があしらわれた荘厳な屏風や襖が一際目を引きます。

天井を見上げると、竹をモチーフにした精緻な透かし彫りの欄間が設えられ、座敷飾りの天袋は、富士山の御来光のような煌びやかさ。

陽の光が差し込む縁側からは庭園を眺めることもでき、藩主たちはこの間で心と体を休めていたのでしょう。

御馬下の角小屋

御馬下の角小屋で往時を偲びながら、職人の粋が込められた日本家屋の風情を、しみじみと味わってみてください。

(掲載にあたっては熊本市より許可をいただいています。写真や文章の無断転用はおやめください)

【御馬下の角小屋】
熊本市北区四方寄町1274/096-245-2963
開館時間:9時30~16時30分/入場:無料
月曜定休(祝日の場合は翌平日)、年末年始休(12月29日~1月3日)
駐車場:30台、大型車駐車可能(無料)
ホームページ
https://kumamoto-guide.jp/culture/

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