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襖の美-古民家に備えられた扉のキャンバス-

襖

日本家屋や古民家において、部屋を仕切る建具、襖。

今の住宅でも、和室の引き扉としてよく備えられていますよね。

襖が生まれたのは平安時代頃といわれており、日本特有の建具として今日まで伝わってきました。

今回は、日本人になじみの深い襖について、その魅力をお伝えします。

構造別でみる最近の襖の種類

襖

その昔日本では、部屋を仕切る建具を広い意味で「障子」と呼んでいたので、襖は「襖障子」と呼ばれていました。

今は別のものに区別され、押し入れの扉やインテリアとしても実用化されています。大きさや材質、デザインもさまざま。

襖の構造はざっくりいうと、木の枠や組子(くみこ)や木板に、紙が貼られてできています。

最近の襖にはいくつか種類があり、それぞれの特徴は以下です。

①本襖(ほんふすま)

昔ながらの襖です。木でできた組子の上に紙を何重に貼って仕上げます。通気性があり、張り替えが容易であることが特徴です。

②板襖(いたふすま)

組子にベニヤ板が貼られ、その上に紙が貼られています。重量があり丈夫です。洋室と和室を仕切るときに使われることが多いです。

襖

③発砲プラスチック襖

中の芯材に発砲プラスチックを用いている襖です。最近の住宅に多く用いられています。軽く量産できるので安く抑えられますが、ほかの襖に比べると強度が低いです。

④段ボール襖

中の芯材が段ボールでできている襖です。発砲プラスチック襖と同様に、軽くて量産できコストも抑えられますが、強度が低いです。

襖の美

襖

襖の魅力は何といっても、装飾が施される紙の部分です。

襖の表に貼られる紙を「唐紙(からかみ)」といいます。中国の唐から伝わったことからこう呼ばれています。

平安時代には、書道や手紙用など装飾性の高い紙として用いられました。襖に貼られるようになったのは中世頃からです。

襖

昔の人々は、唐紙を使って室内を美しく彩ってきました。歴史的な城や寺などには、金箔が貼られた煌びやかな襖が、今でも数多く残されています。

襖

描かれるモチーフは、縁起の良い花鳥風月や、龍、虎など迫力に満ちたものまであり、建具としてはもとより、大きな壁画のよう。襖はいわば、キャンバスだったんですね。

襖の引き手にも注目

襖

襖には、開閉に欠かせない「引き手」がついています。

襖の引き手というと、黒くて丸いものを想像しますが、実はこの引き手もデザインに凝ったものが多く、職人のこだわりがつまっているんです。

形状も丸だけではなく、ひし形や楕円形などさまざま。大きくわけて以下の2つの種類があります。

①木字引手

黒壇や桑から作られる引き手です。木の材質の良さを生かして作られます。

②金物引手

金・銀・銅・鉄などで作られる引き手です。金物なので、光沢があります。色仕上げによっても風合いが変わるのも特徴の一つです。

襖

江戸時代頃には、陶磁器の引き手も作られており、美術品のように繊細で美しいものもあったのだとか。

小さいけど存在感たっぷりの引き手。現代風でいうと、襖のバイプレーヤーいう名がぴったりですね。

(執筆担当:瀬上)

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