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古民家の梁はなぜ黒い?天然塗料による古色の味わいとは

古民家

古民家や古い日本家屋の梁や柱には
墨汁のように真っ黒なものがあります。

新築時の薄茶色をした柱や梁にはない
重厚で趣のある醸し出している
このような梁や柱も
建ったときは黒くなかったはず。

ではなぜ黒くなったのでしょうか。

古民家の梁の黒さはどこから?

古民家

古民家や日本家屋には
居間の中央に囲炉裏が備えられています。

囲炉裏は
四角に切り取った床に灰を入れ
炭や薪を焚いて煮物を作ったり
暖をとったりするところです。

囲炉裏の上の梁や柱は
煙で燻されるので
長い年月をかけて黒くなります。

古民家

では、囲炉裏の上以外の梁や柱
また床の板張りも黒くなっているのは
なぜなのでしょうか。

古民家の梁に塗る天然の塗料

古民家

もともと日本の建築では
塗装されていないそのままの素木を
使用することが伝統でした。

しかし、民家や武家の家などでは
塗装されることが
広く一般的にされていたのです。

昔使われていた天然の塗料には
柿渋やベンガラ、松煙
漆などがあります。

【柿渋】
柿の果汁を発酵させて作る塗料です。
柿渋に含まれるポリフェノールの一種
タンニンには、防腐、防水
防虫、抗菌などの効果もあります。

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【ベンガラ】
酸化鉄を主成分とした赤色の塗料です。
インドのベンガル地方から輸入されたため
この名がつきました。
日光や空気、水、熱への耐久性に優れ
他の顔料と混ぜても変色しない特性があります。

【松煙】
油分を多く含む松の根元を燃焼させて作った
煤(すす)=炭素の顔料です。
和墨の原料でもあります。
柿渋やベンガラと混ぜて使うと
深みが増すなど
色合いの変化を楽しむことができます。

古民家の梁は時間が経つごとに趣が増す!

古民家

天然の塗料は自然由来のため
人の体や環境に悪影響を及ぼしません。

特に柿渋には
シックハウス症候群の原因物質である
ホルムアルデヒドを吸着する働きもあり
近年注目が高まっているのです。

先にあげた塗料の仕上げに
荏油(えごま油)を塗ることがあります。

今でも食用としてよく使われている荏油は
昔から、古材や家屋の手入れにも
使われてきました。

えごま油

塗りたては
やや黄みがかった色合いになりますが
時が経つごとに、ツヤが増してきます。

古い古民家や日本家屋で、黒光りする
見事な梁や柱を見ることがありますよね。

これは荏油をはじめとした塗料を塗り重ね
丁寧に手入れされてきたからです。

塗料の色やけや酸化作用で
濃く、深い色味が生まれるのです。

長年にわたり職人たちの手によって
その見応えが守られてきた梁や柱。

やはり古民家には
人の想いがつまっていますね。

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